安く抑えたい!サッシ交換・リフォームする際に確認するべき注意点

安く抑えたい!サッシ交換・リフォームする際に確認するべき注意点

サッシの交換をする際に窓の大きさを変える・増設する、デザインを変更するなどのご要望があるでしょう。

そういった際に希望を反映しつつ、できる限り金額は抑えたいという人も多いのです。しかし価格だけで判断してしまうと、思わぬトラブルも発生します。

今回は、サッシを交換・リフォームする際に確認しておきたい注意点について、詳しく解説をしていきましょう。

 

費用ではなく、性能を重視しよう

サッシ交換をする際には断熱性や・防犯、見た目を整えるためなどの用途があります。サッシ交換には多額の費用が発生するので、安く抑えようと値段で決めようと考える方もいます。

しかし費用だけを重視して性能を落としてしまうと、本来の用途が台無しとなってしまうかもしれません。そのため交換する用途に応じた性能を重視していきましょう。

費用を重視して選んで選んだ結果

費用だけで判断してサッシを選んだ結果、以下のようにさまざまな問題が発生する可能性があります。

  • 「明かりを取り入れたい」と思い交換したが、夏は暑く冬は寒くなった
  • すぐに結露してしまいカーテンにカビが生えて台無しになった
  • 太陽の光がまぶしくテレビやパソコンがみづらくなった
  • 光が入りすぎて家具やフローリングの日焼けが目立つようになった

 

費用だけではなく耐震性や断熱性・採光性などの性能にもこだわることで、上記のような問題点を未然に防げることでしょう。

サッシの種類にもひと工夫

家の建築において窓周辺というのは、耐震性・断熱性などにも大きく影響する部分です。そのためさまざまな用途に応じて、以下のような工夫が考えられます。

耐震性を上げる場合

耐震性を上げる方法は、窓を小さくすること以外の方法もあります。耐震フレームを利用することで窓の採光性を保ったまま、耐震性を高められるでしょう。

こちらは耐震性を高めるために開発されているものなので、窓を小さくすることなく耐震性を損ねている窓の周辺を補強できます。

断熱性を上げる場合

サッシの素材を変えることで断熱性を高められます。断熱性を高めることで夏は暑い外気、冬は冷たい外気の影響を受けにくくできるので、快適な空間を作り出せるでしょう。

素材の例として、樹脂アングルサッシと呼ばれるものが代表的です。室内側の部位だけが樹脂でできているため、断熱性能が高まります。

防犯を行う場合

サッシではなく、窓の種類にて対策します。安全合わせガラス/防災安全合わせ複層ガラスという種類の窓があり、ヒビが入りますが割れにくくこじ破りなどの方法の侵入を防げます。

また台風などといった強風の飛来物対策としても効果を発揮するのです。

オシャレなデザインのサッシにする場合

スチールサッシを使用することで雰囲気を重視できます。耐火性能や強度もあるため、商業施設などでよく利用されているものです。

また木製サッシを利用することで、木がもっているやわらかな雰囲気を演出できるでしょう。

 

費用が多く発生してしまう場合

一般的なサッシ交換ではカバー工法という方法で、交換することが多いものの「窓のサイズを小さくしたくない」場合には、すべて交換になる場合があります。

カバー工法とはすでにあるサッシのうえから新しいサッシを取りつける方法なので、サッシのサイズが大きくなり結果的に窓のサイズが小さくなってしまいます。

その場合カバー工法ではなく、はつり工法というすでに設置してある窓枠を新たに作りなおす工法です。この場合、窓枠周辺の壁を壊し、修復する作業が発生するため費用が多く発生してしまいます。

 

窓の大きさを変更・増設時の注意点

窓の大きさはどのサイズにも変えられて、多く増やせると思う方もいるかもしれません。しかし窓は簡単に増やせるようなものではないのです。

増設する箇所やサイズを変える場合は「筋交い(すじかい)」という、建物の耐震性を高めるために必要な補強資材の有無を確認します。

壁のなかのある斜め方向の部材のことで、この筋交いは外せないため窓周辺に筋交いが周辺にないかを、専門家に設計図などを確認してもらうことが大切です。

 

サッシの耐用年数と交換する目安

サッシの耐用年数は約30年です。しかし建物の構造やサッシの状態によっては、交換が必要になります主に以下のような場合が交換の目安です。

  • サッシが歪んでいたり欠けてしまっていたりいる
  • サッシ部分が腐食してしまっている
  • 窓ガラスにヒビが入っている

 

このような状態の場合は窓が開閉しにくくなったり、遮音性や断熱性の低下につながったりします。サッシの機能を損ねてしまうので、交換するタイミングの目として把握しておきましょう。

また窓サッシにガラスを固定する際に使用する「パッキン」の寿命は、おおよそ10年です。結露によってパッキンの腐食が進んでしまうと、同様にサッシの機能低下につながりますので、定期的に確認をしていきましょう。

 

まとめ

今回はサッシ交換時の注意点について解説をしていきました。サッシ交換には多額の費用がかかるものの、値段だけをみて判断してしまっては、本末転倒になってしまいます。

サッシの種類やデザイン・機能性を重視することで快適な空間を作り出せるうえに、断熱性を高めることにより光熱費などといったコストも下げられます。

またサッシ交換する予定がない箇所においてもサッシの状態を確認することで、意外なところからトラブルを発見できるかもしれません。機能性を重視した、快適な空間を作り出すサッシを検討してみましょう。

「日本サッシュ株式会社」では設計から制作、施工まで一貫して対応しております。サッシの交換・リフォームの費用でお悩みの方は「日本サッシュ株式会社」へお気軽にお問合せください。

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